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大切な人を想う「花火」

花火を観ると奥底が熱くなる、涙がこみ上げてくる。悲しいからとかでなく、

ただ想いが奥底から込みあげてくる。

私にとって花火と言えば諏訪湖の花火。

諏訪生まれの私、大好きな諏訪。

令和元年の諏訪湖花火大会は昨夜。何年振りに湖畔で座ってみた。そしてオープニングの花火からやっぱり胸が熱くなった。

諏訪湖の花火が大好きだった母。

7年前の夏、諏訪湖畔にある、日赤病院の病室フロアから一緒に観た最期の花火。

車椅子に座る母と私は隣でそれを観た。

そしてこれが一緒に観る最期の花火だとわかっていたこともリアルに思い出す。

花火が大好きな母はこの令和元年の花火は空から見てるのかな、綺麗だね!ってたくさんお喋りしながら私は昨夜の花火に見入った。

 

今日は毎月開催の岡谷市有料老人ホーム「絹の郷」さんでケアリングヨガ。

この施設でヨガをスタートしたきっかけは、母。

最期に母が数日間お世話になり、そして奇跡を起こした場所。

7年前のスッタフさんのその感謝と御恩を私は絶対忘れない。

だから私はここに毎月訪問して椅子ヨガを入居者様へ提供する。

 

そして毎月開催するからこそ、

入居者さまのご様子もリアルにわかる。体調、お身体のご様子の変化も伺える。

だからこそ一回一回が大切。

各フロアずつ約50分間。体調、症状、疾患個個それぞれ。50分間はまさにライブ。

表情、カラダの各動き、呼吸の変化、集中具合、すべて変化し続ける。

認知症の方々のフロアではそれが顕著だ。

私はお一人お一人の意識にどこまで語りかけれるか、これが私の役割。

 

クラス終了後の皆さまの笑顔が、エネルギーの変化が何より嬉しい。

「ありがとう、カラダ動くようになるの、眠れるようになったの、元気になるの」このように御言葉をかけてくださる、私が皆さまからキラキラエネルギーを授けてもらう。

 

いつも想うこと。

それは、「母がこの場に居る」

母が病気になり身体が思うように動かなくなっていくあの時間、すべて忘れない。

 

動かない、表情が乏しくなるのは表のこと、肉体的なこと。

どんな時も人の魂は常にキラキラ、笑顔。

それを家族が、そばにいる人が信じることがエネルギーになる。

 

母の魂はずっとキラキラ笑顔だもんね!

 

これもぜーんぶ母が贈り物として私に遺してくれた出会いからの気づき。

 

お母さん いつもありがとうね。

またお喋りしようね!

買い物こうね!

旅行しようね!

 

またね!

 

mimi